SyntaxHighlighter

2012年2月17日金曜日

デブサミ 2012 1日目

デブサミ 2012 1日目に行ってきました。

内容というよりは、考えを自分用のメモとしてとくにまとまりもなく書き出した。
書き出すことによって聞いていただけでは出なかった考え方ができるかもしれない。

大まかな内容・流れはまとめリンクからtogetterを見ればいいし、資料も大半が公開されると思う。
(有志のみなさんの素早い配慮がすばらしいです、感謝)


結論は、やっぱり行ってよかった。

<ref>
サイト
まとめリンク
発表資料(slideshare)
# まだ当日なのであがってないけど、そのうちちらほらアップされると思われる。

<自分が聞いたセッション>
以下のような人がみるといいじゃないかなと思う。

・若手~中堅まで幅広く
 ・【16-A-7】あの人の自分戦略を聞きたい!

・チームリーダ以上向け
 ・【16-B-1】極上のSI戦略
 ・【16-B-3】教科書と現場のあいだ

・インフラ向け
 ・【16-A-2】大ヒットソーシャルアプリ「ドラゴンコレクション」の裏側

・UX(ユーザーエクスペリエンス)
 ・【16-A-4】Effective Smartphone UX at GREE
 ・【16-E-5】デザインの最前線
 ・【16-A-6】いまどきのi18nのはなし
 # i18nはここに入れていいか微妙だけど

<セッションについて>
セッション全体的な印象としては、(スポンサーの関係もあるが)GREEさんが多い。
=いわゆるソーシャル系・スマートフォン開発物が多い。

クラウドは(エンジニアとしてはとっくに当たり前になっているので)バズワードを抜けたのか、クラウドクラウドしてるものは少ない。
後はWeb寄り(HTML5やJavascript)、スピーカーの経験談や考え方などのセッションなどなど。


<感想>
・全体
今回の僕の方針としては、あまり(エントリーレベルものの)技術紹介的なものは避けて聞くようにした。
スピーカーの考え方や、いままでやってきたことなどを聞いて、自分のなかでも考えたかった。
他人と同じ仕事のスタイルをするという意味ではないけど、登壇されるほどの方々の話は拝聴させていただくとやっぱり参考になる部分が多々あったり、この視点は足りなかったと思ったり、自分も同じ考えで方向性などの再確認ができたりするので刺激になる。

・SI寄りの話
・【16-B-1】極上のSI戦略
SI寄りの話が2セッション(これと16-B-3)ほどあったけど、どちらもSIerはおもしろい、やりがいがあるという感覚のよう。

自分の思いとしては、ここ数年は、SIer->Web系への転職がさかんだったり、SIerが落ち目(斜陽産業)とdisられることはあるけど、Web系とSIerは使ってる技術・ソフトウェアなどは似てる部分は多々あるものの、もともとの目指してるものが違うのだから別にdisらなくてもなぁという感覚。

Web系の方々の運用ノウハウとかみてるとやっぱすごいので、素直に知識を吸収すればいいと思ってる。敵じゃない。
技術的には確かにWeb系の方が面白い(試せる可能性としては高そう)という印象。

一口にSIといってもいろいろあるので全体論をしても建設的な結論がでないのでもったいない。
自分の取り巻く範囲でどう活用できるかを考えていきたい。

今までのような受託が少なくなるというのも同意だけれども、業務系でも今までクローズドな部分だったのが、インターネット寄りのサービスと組み合わせたりまだまだアイデアはあるんだと思う。(16-A-7でも少し話が出ていた)
ホントにパッケージソフトウェアだけで済んじゃうところもあるし、もっともっと泥臭いところもある。
そういったところがパッケージソフトだけで済むとは到底思えないし、そこをSIというか一緒にデザインしていくのはきっと楽しい。


自分が技術やコンシューマーユーザと接していきたいか、SIerとして社会や企業に接して行きたいかというので決めればいいのかなと思う。
(給料的なものは別として)


大手になればなるほど、(本来やる必要のない)根回しがいたり、様々なしがらみがあったりしてそれはそれで面倒だけれども、企業のお客さんと直接やりとりして業務をデザインできるポジションというのはなかなかない。
そこそこ大きな企業にしてそういうところにタッチできるチャンスがある人は当たりを引いてると思う。なかなかまわってくるわけじゃない。


SI寄りのセッションでもたぶん元請を念頭に置いた話をしていると思われるので、元請でない場合はやらないほうがいいと思う。元請でないとSIのやりがいがある部分などは少ない。

SIという単語ではあるけど話をしているのは人月で大量に作業している1要員の話でなくでもっと案件全体を担当してるような人の話だと思う。
なのでエクセルと向き合うのが仕事です、みたいな立場の人ではピンと来ない部分もあったりするのかなと。(なので少数精鋭がいいんだろうけども)

話を聞いてみると、なんでもできるスーパーマンみたいな人材ばっかりな印象があるけど実際はどうなんだろう。
全部内製というわけでもなく、パートナーの話とかもでてきてるから、コアの作業以外は外に出してるんだろうと思う。

技術も顧客折衝も営業もできたらそれは確かに年収1000万オーバしてもおかしくはない。
2~3分野に得意な人をうまくオーバーラップ、クロスするように組み合わせてチームにしてやっているんなら納得。


生産性のところでLOCが出てきたのはどうしようかと思った。(自動生成系なら必然的に増えそうだからなんともいえない)


全体としてSIの中で目指しているものは自分と似ている部分が結構あるなと思った。(似ているというのもおこがましいが)
講演なので、うまくくるんでる部分もあるんだろうけど、実際の話をもう少し聞いてみたい。


・【16-B-3】教科書と現場のあいだ
こういったところで講演される方でも、仕事のほうはトラディショナル(昔ながらの開発)な割合が多いみたい。
トランザクションスクリプト(手続き的)、オフショア活用など。

スクラムやDDDとかはプライベートのほうで学ぶことが多いらしい。

アジャイルをやんわりとdisってた印象。
たしかに、プランニングポーカーとかいろんな道具を使ってレクリエーションっぽいやり方でチームと話そうと思っても、
(自分もでやる場合もそうかもしれないが)勉強会とかにくるような意欲のない人たちに受け入れられるのは難しい。

自分でも社内向けに勉強会のメモや内容を展開してもリプライはなかなかないという経験は結構ある。
ただ他のセッションとかの話をいろいろ聞いていると、それはリーチしている人が少ない(アウトプットを広める努力を僕がしていない)という問題もありそう。


少し印象的な話としては、スクラムマスターの研修かなにかで、
朝会をしているが、深刻な問題として、各自が自分のタスクをやっているだけなので作業状況を共有する意味がない、という意見が。

これは自分も少し思い当たることがある。(というかチームには属してるんだけれども、いろんなところに借り出される珍しいポジションなので)

本来はその状態はよくないので作業をひとつのキューににれてチームで取り組む。というのがスクラムの考え方の一つとしてあるみたい。
これを聞いて素直にいいなぁと思ってスクラムをちょっと勉強したくなった。
そのメンバーが業務上、私事上でなにがあるかわからないのでリスクをヘッジすると言う意味でも。


原則(プリンシプル)、実践(プラクティス)という言葉があったけど、スクラムの重要な考え方っぽい。
アジャイルとかなんやらとかいろいろ手法や方法論があるけども、型通りにやる背後には、原則(プリンシプル)がある。それを理解して実践(プラクティス)することに意味がある。

原則をを理解すれば実践に幅がうまれる。そうすればコンテキストに載せられる。
コンテキストにのせれば組織の中で会話するための言葉が手に入る。

たぶんリーダとかマネジメントをしないといけない人は、いかに組織・チームが共有できるコンテキストを正しく構築できるかが鍵になるんだろうと思う。
共有できれば余計なバッファも減るし、誤った方向に進まないようにもできる。

講演自体はすごく面白く聞けたけど、ちょっと横文字が多すぎるので、スクラムとかアジャイルとかの本を読み漁ってない自分のような人にはコンテキストを間違って捉えられてしまうかなと思ったり。
(でもスクラムはホントに知りたいなと思った)


・UX・デザインの話
・【16-A-4】Effective Smartphone UX at GREE
・【16-E-5】デザインの最前線
どちらもデザインを作り上げていく際の考え方として考えさせながら聞けた。

GREEさんの方では、スマートフォンについての話だったけど、スワイプの指の使い方一つ一つにもちゃんと考えてたり、
ユーザが何か操作したときいかにアプリがストレスを感じさせることなく動くかというところが考えられている。

また、スマートフォンの利用シーンをきちんと考えていて、例えば歩きながらだと誤操作したりすることも考えてたり、
ユーザが(アプリとして)こういう挙動をしてほしいというものを今はまだできてない部分も多々ある上でちゃんと研究されているようでさすがだなと。


デザインの最前線では、ソフトウェアだけなくハードウェアも深く関わる分野でも関わったりすることがあるそう。
プロトタイプの話が出てきていて、抽象的なものから具体的におとしていくのは今の複雑さものごとには難しいのではないか。といような表現にはすっと頭の中に入った。

頭の中の創造や、ラフスケッチでの話を進めることもできるけど、みんながみんな想像力たくましいわけではない。
百聞は一見に如かずということわざがあるように、プロトタイプのような具体化にして、抽象と具体を時には行ったりきたりしてよりよいものができていくんだろうなと。

またプロトタイプを作るだけではダメで、ユーザにそれをどうやって理解してもらうかのストーリーを作るのも重要。
ただモノをつくるだけではなく、アウトプットをいかに相手に伝えられるかというのは大事。


・【16-A-7】あの人の自分戦略を聞きたい!
いろんな人が自分語りをするというとても楽しく聞けたセッション。
それ話していいの?みたいなネタもあったりする。

登壇された方々には及ばない部分も多々あるとは思うけど、活躍されている方々と考え方が似ている部分が多かったりすると自信にもなる。

全員が立場もやってることも大きく違うので、自分自身に置き換えたときにそのままマッチするかといえばそうではないけども、端々で考えさせられながら聞けた。

また、それぞれ別の人が話してるのに登壇者全員に以下のような共通したものが根底にあるような気がした。

 ・セルフブランディング(自分が得意な部分を以下に価値として相手に伝えるか)
 ・楽しむ
 ・学び続ける姿勢
 ・アウトプットをする+アウトプットを広げる
 ・自重しない
 ・自分からアクションする

もちろん細部はみんな違うんだろうけど、ベースの姿勢は共通してるんだと思った。


考え方が近いなと感じたのは、ソニックガーデンの倉貫さんで、会社にも提案していくっていうのは似ているなと思った。
自分は会社の中での立ち位置は結構レアな感じでいろんなことにタッチできる機会が増えてきている。

でもそれは待ってたわけじゃなくて、アピール(了承が得れるように説得したり、結果もそれなりに残せたり)し続けているから、そういった機会が増えている。
たぶん遠回りもたくさんしているんだろうけど、そういった周りがやってないことについては不足してる部分もありながらでもチャレンジできてるんだと思う。


明日も楽しみです。

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